2025/07/14 21:26
こんにちは、陽だまりファームです。
私たちは静岡県浜松市・三ヶ日町で、みかんを中心に果物や加工品を生産・販売している小さな農業法人です。
そんな私たち陽だまりファームは、「一般事業主行動計画」というものを策定し、厚生労働省が運営する「両立支援のひろば」にも掲載しています。
今回は、
- 一般事業主行動計画とは何か
- どんなメリットがあるのか
- 法律ではどうなっているのか
- そして、なぜ小さな会社である私たちがこれを実施しているのか
をわかりやすくご紹介したいと思います。
一般事業主行動計画とは?
一般事業主行動計画とは、企業が仕事と子育ての両立支援や女性活躍推進など、働きやすい職場環境を整えるために策定する計画のことです。
たとえば、
- 育児休業を取りやすい環境づくり
- 時短勤務制度の整備
- 女性の管理職登用の目標設定
など、会社の現状をふまえて目標や取り組み内容を決め、計画として社内外に公表します。
「両立支援のひろば」に掲載とは?
「両立支援のひろば」は、厚生労働省が運営するポータルサイトで、全国の企業の取り組みが検索・閲覧できるようになっています。
陽だまりファームもここに計画を掲載しており、他の企業の取り組みと並んで紹介されています。
▶ 両立支援のひろば(厚生労働省)
https://ryouritsu.mhlw.go.jp/
法律ではどうなっている?
従業員が101人以上の企業には、この「一般事業主行動計画」の策定と届け出が義務づけられています(「次世代育成支援対策推進法」や「女性活躍推進法」など)。
一方、100人以下の中小企業に対しては努力義務とされていますが、策定・公表・届け出を行うことが推奨されています。
作るメリットは?
中小企業でも、この行動計画をつくることで次のようなメリットがあります:
● 職場の課題が「見える化」される
今の働き方の中で改善すべき点や、社員の声を反映する機会になります。
● 求人の際に「安心感」を与えられる
子育て中の方や女性の求職者にとって、「両立しやすい会社」として印象を持ってもらえます。
● 社会的信用が向上する
行政や他企業からも「ちゃんとした取り組みをしている企業」として評価される機会が増えます。
なぜ、小さな会社の陽だまりファームが策定したのか?
正直に言うと、私たちのような小さな会社では、法的義務はありません。
それでもこの計画を作ったのは、「家族や暮らしを大切にしながら働ける職場にしたい」という想いがあるからです。
農業の現場でも、
- 子育てをしながら働きたい
- 高齢の親の介護がある
- 短時間だけ働きたい
といった社員の声が少しずつ増えてきました。
小さな会社だからこそ、1人ひとりの働き方に寄り添える柔軟さがあります。
その姿勢を行動計画という形で見える化し、社会に発信していくことが、これからの会社づくりにとって大切だと考えています。
🌱 小さな一歩が、未来の働き方を変える
一般事業主行動計画は、大企業だけのものではありません。
むしろ、小さな会社こそ、社員の声に耳を傾け、一人ひとりに合った働き方を柔軟に取り入れやすい立場にあります。
陽だまりファームはこれからも、
「自然に寄り添い、人にも寄り添う」
そんな職場を目指して、小さな一歩を積み重ねていきます。
今後の私たちの取り組みに、どうぞご注目ください。