2026/01/26 21:58

2月上旬から、いよいよブラッドオレンジの収穫を始める予定です。

少し前までは「日本ではなかなか作れない」と言われていたブラッドオレンジ。
近年は温暖化の影響もあり、少しずつですが国内でも栽培できる環境が整ってきました。

ただし、良いことばかりではありません。
ブラッドオレンジは寒さに弱い柑橘です。
この時期は、冷え込みが強くならないか、毎年のように気を揉みながら畑を見回しています。

ブラッドオレンジ「タロッコ」という品種

今回育てているブラッドオレンジの品種は、タロッコです。

ブラッドオレンジと聞くと、
「果肉が真っ赤」「クセが強そう」
そんな印象を持たれる方も多いかもしれません。

タロッコは、その中でもとても食べやすい品種です。

タロッコの主な特徴

果肉はほんのり赤く色づく(年によって濃淡があります)

酸味がまろやかで、甘みとのバランスが良い

香りが華やかで、後味がすっきり

ブラッドオレンジ特有のクセが少ない

「ブラッドオレンジは初めて」という方にも、
まずはこのタロッコから味わっていただきたい、そんな品種です。

なぜ赤くなる?ブラッドオレンジの色の秘密

ブラッドオレンジの果肉が赤くなるのは、
寒暖差によってアントシアニンという色素が増えるためです。

昼はある程度暖かく、夜はしっかり冷える。
この条件がそろうことで、きれいな赤色が出やすくなります。

ただし、冷えすぎてしまうと木自体がダメージを受けてしまいます。
「色づいてほしいけれど、寒くなりすぎないでほしい」
毎年この時期は、そんな複雑な気持ちで空を見上げています。

タロッコの美味しい食べ方

まずは、ナイフでカットしてそのまま。
これが一番おすすめです。

皮が厚めなので、オレンジのように手ではむけません。
ナイフで皮を落とし、果肉をカットして食べると、
オレンジの甘さの中に、ふわっとベリーのような香りを感じることがあります。
これがタロッコならではの魅力です。

・サラダに
輪切りやくし形にカットして、オリーブオイルと塩を少し。
シンプルですが、タロッコの香りがぐっと引き立ちます。

・ジュースに
果肉の色が濃い年は、搾ると色も香りも格別。
いつものオレンジジュースとは、まったく違う味わいになります。

・デザートのアクセントに
ヨーグルトやアイスに添えるだけで、
少し特別感のある一皿になります。

収穫までもう少し

2月上旬、畑の様子を見ながら収穫を始めます。
自然相手のため、毎年同じ味、同じ色にはなりません。

ですが、その年、その畑でしかできないブラッドオレンジがあります。

ぜひ、旬のブラッドオレンジ「タロッコ」を楽しみにしていただけたら嬉しいです。