2026/01/30 20:00
~おいしいみかんを作るために、木を減らす理由~
みかん畑では、今年も間伐(かんばつ)作業を始めました。
間伐とは、簡単に言うと「みかんの木を間引く作業」のことです。
「え?木を切ってしまって大丈夫なの?」
そう思われる方も多いかもしれません。
でも実は、おいしいみかんを作るために欠かせない、とても大切な作業なんです。
みかんの木が密に植わっていると、何が良くないの?
みかんの木は、もともと成長力が強く、放っておくとどんどん枝を伸ばします。
その結果、木と木の間隔が狭くなりすぎると、こんな問題が起きます。
① 日光が当たらない
みかんは太陽の光をたっぷり浴びることで、甘みが増します。
木が混み合っていると、内側の実に光が届かず、味にムラが出やすくなります。
② 風通しが悪くなる
風が通らない畑は、湿気がこもりやすく、
病気や害虫が発生しやすい環境になります。
結果として、見た目や品質が落ちてしまうこともあります。
③ 木が疲れてしまう
木が多すぎると、土の中の栄養や水分を取り合う状態になります。
すると一本一本の木が十分に力を出せず、
実が小さくなったり、味が薄くなったりします。
間伐は「木を減らす」けれど「質を高める」作業
間伐というと、どうしても「切ってしまう」「もったいない」という印象があります。
でも実際は、
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残す木にしっかり日が当たる
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風が通り、病気が出にくくなる
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一本の木がのびのび育つ
という、良いことだらけの作業です。
言い換えると、
👉「量を追う畑」から「質を高める畑」へ整える作業
とも言えます。
おいしいみかんは、冬だけで作っているわけではありません
みかん作りというと、収穫の時期ばかりが注目されがちですが、
実は一年を通しての地道な管理が味を左右します。
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剪定
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間伐
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草刈り
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土づくり
その一つひとつが積み重なって、
「甘くて、コクのあるみかん」につながっていきます。
今回の間伐作業も、
今年だけでなく、これから先の畑の未来を考えた仕事です。
これからも、畑と向き合いながら
すぐに目に見える変化は少ないかもしれません。
でも、数年後に「やっておいて良かった」と思えるように、
今できることを一つずつ積み重ねていきます。
今年のみかんも、どうぞ楽しみにしていてください🍊

