2026/05/30 22:50

私たちは、みかん園の間伐で発生した木を活用した「三ヶ日みかんの薪」を販売しています。

この取り組みを始めた当初は全く売れず、「失敗だったかもしれない」と感じていました。しかし最近になり、キャンプや薪ストーブなどで利用したいというお客様から少しずつご注文をいただけるようになりました。

これまで間伐したみかんの木の多くは焼却処分されてきました。一部は薪や炭の材料として利用されていましたが、その大半は有効活用されることなく処分されていたのが現状です。

私たちは、「まだ使える資源を捨ててしまうのはもったいない」と考えました。

三ヶ日みかんの薪は、決して大きな利益を生む商品ではありません。間伐作業から運搬、加工、梱包、発送まで多くの手間がかかります。それでも、これまで価値がないとされていたものに新たな役割を与え、必要としている方へ届けることに意味があると考えています。

いわば、「0だったものを1に変える」取り組みです。

農家の仕事は、農産物を育てて販売することだけではありません。農業の現場で生まれる資源を無駄にせず、新たな価値として社会へつなげていくことも大切な役割だと思っています。

三ヶ日みかんの薪を通じて、これまで処分されていた資源に新たな価値を生み出し、循環型農業の実現につなげていきたいと考えています。

必要としてくださる方のもとで、みかんの木が新たな形で活躍してくれることを願っています。