2026/07/27 21:21

畑を見回っていると、コンクリートの道路にイノシシの足跡がはっきりと残っていました。

足跡をたどっていくと、その先には小さな水場があります。

周囲には泥が掘り返された跡があり、木や地面には体をこすりつけた形跡も残っていました。イノシシは泥浴びをすることで体温を下げたり、寄生虫や虫から身を守ったりします。そのため、水場やぬかるみは、一度利用すると繰り返し訪れることが多く、行動範囲の中でも重要な場所になっています。

このような場所が畑の近くにあると、農作物への被害が続く可能性があります。イノシシは一度安全だと覚えたルートを繰り返し利用する習性があるため、足跡や泥浴びの跡は、現在も周辺を行動していることを示す重要なサインです。

イノシシ対策として最も効果的なのは電気柵の設置です。しかし、陽だまりファームでは複数の園地を管理する大規模経営のため、すべての園地を電気柵で囲うことは、設置費用や維持管理の面から簡単ではありません。

そのため、日々の見回りを行い、足跡や掘り返しの跡、水場の利用状況などを確認しながら、イノシシの行動を把握し、被害を最小限に抑えるよう努めています。

近年はイノシシによる被害が年々増えていると感じており、収穫前のみかんが食べられたり、畑が掘り返されたりする被害も少なくありません。農家にとって獣害対策は、今や栽培管理と同じくらい重要な仕事になっています。

自然の中で農業を営む以上、野生動物との共存は避けられません。しかし、大切に育てたみかんを守るためにも、その時々の状況に応じた対策を続けていくしかありません。

陽だまりファームでは、これからも畑の様子や農業の現場で実際に起きている出来事を発信しながら、安全で美味しいみかんづくりに取り組んでまいります。