2026/08/04 22:03
今年の夏は、例年以上の厳しい暑さが続いています。
陽だまりファームで育てているブルーベリーの苗木も、その影響を大きく受けてしまいました。
写真のように、上部の葉は焼けたように茶色く変色し、強い日差しと高温の厳しさを物語っています。一方で、株元付近にはまだ緑色の葉も残っており、完全に枯れてしまったわけではありません。
原因は、かん水管理のタイミングが少し遅れてしまった可能性もありますが、それ以上に連日続く異常な高温の影響が大きいと考えています。
近年は毎年のように過去最高気温が更新され、農業を取り巻く環境は確実に変わってきました。
これまで当たり前だった栽培方法では対応しきれない場面が増え、高温による葉焼けや生育不良も珍しいことではなくなっています。このまま気候変動が進めば、数年後には今までと同じ栽培方法では農業を続けることが難しくなるかもしれません。
品種を暑さに強いものへ変更したり、栽培する作物そのものを見直したりすることも必要になってくるでしょう。
しかし、果樹は植えてすぐに収穫できるものではありません。
苗木を植えても翌年に実がなるわけではなく、何年もの歳月をかけて樹を育て、ようやく安定した収穫を迎えます。
だからこそ、気候の変化に合わせて簡単に品種や栽培する作物を切り替えることはできません。今植える一本の木は、数年先、あるいは十数年先の農業を見据えた選択でもあります。
果樹農家は、未来の気候を予測しながら木を植えています。しかし、その未来が、これまでの想定を超える速さで変化していることに、大きな危機感を抱いています。
それでも、目の前にあるブルーベリーを諦めるつもりはありません。
まだ緑が残っている枝や葉には、生きようとする力があります。
これからは土壌の水分管理をより丁寧に行い、必要に応じて遮光などの暑さ対策も取り入れながら、一株でも多く復活できるよう管理を続けていきます。
農業は自然と向き合う仕事です。
思い通りにならないことも数多くあります。しかし、そのたびに原因を考え、工夫し、改善を積み重ねることが、次の一歩につながります。
このブルーベリーが再び元気な新芽を伸ばしてくれることを信じて、これからも大切に育てていきます。
気候は変わっても、私たちは自然と向き合いながら、その時代に合った農業を模索し続けます。
目の前の一株を守ることが、未来の農業を守ることにつながる。
そんな思いで、これからもブルーベリーの復活に挑戦していきます。

